エラストクロスを装着してみた感想(2か月半後)

約2か月前にあのフェデラーも使用しているというエラストクロスを装着してみました。


この記事を書いてから平均して毎週3回✕2時間プレーして約2か月半が経ちました。現在ガットの様子や打感がどのように変化したのかを、装着して数日後と比較してご紹介していきたいと思います。

エラストクロスの影響について

装着後すぐに打感などを記した記事を公開したのですが、次の3つのポイントについて感想を述べました。

  1. ノッチ防止(ガットの寿命が延びる)
  2. ガットの滑りが良くなってスピンがかかりやすくなる
  3. 凹凸が大きくなり面圧が高くなって打感が固く感じる


今回も、この3つの観点を基準にして感想を述べたいと思います。

1.ノッチ防止(ガットの寿命が延びる)

ノッチ防止の効果についてはこちらの画像を比較していただけば一目瞭然です。

【装着数日後】

【2カ月半後】
エラストクロスが装着してある部分のノッチは明らかに小さいことがお分かりいただけると思います。

ノッチ防止の効果は間違いなくあると実感しました。

しかし寿命は延びなかった!?

ノッチ防止効果があるので、耐久性という意味での寿命は延びるのかもしれません。しかし、ガット自体のヘタリやテンション維持の低下は避けることはできません。

私は、ガットが伸びてしまってズシっと重たく感じるのが嫌いなので、2か月半の時点で張り替えを決断しました。

よって、張り替え期間の延長はかないませんでした。

ガットの状況

※クリックすると拡大できます。

2か月半経過したガットの状況です。

摩擦によってクロス(横糸)にかなりほつれが生じています。ここまでくるとさすがに打感が変わってきますΣ(゚Д゚)

2.ガットの滑りが良くなってスピンがかかりやすくなる

この効果は装着直後からずっと実感できました(^^)

スピンがかかりすぎてスピンロブが短くなってしまい、スマッシュをくらうこともありましたので(^^;)

しかし、どんなガットでも同じことが起こるように、ガット自体が伸びてしまってバックアウトが増え、自分のフィーリングと跳びのズレが生じてきました。

3.凹凸が大きくなり面圧が高くなって打感が固く感じる

唯一の懸念材料だったのですが、これについては全く感じませんでした。

もともとナイロンを使っているからかもしれませんが、装着前と変化なしといった感じです。

エラストクロスの再利用は可能か?

もったいない精神でエラストクロスの再利用かどうか検討してみましたw

次の画像を見てください。使用済みと新品の比較です。(左:使用済み 右:新品)

※画像をクリックすると拡大できます。

形が変形して、よく見ると中央付近が摩擦ですり減って穴が空いているのが分かると思います。

そこまでケチる必要はないので、再利用はしないことにしました(^^;)

実証!やっぱりエラストクロスはめっちゃいい感じ!

エラストクロスを使い始めてから、めちゃくちゃいい感じでプレーできています。

ポリのスピン性能やドンピシャでヒットしたときのパワーには及ばないものの、ナイロンの弱点である耐久性とスピン性能を十分に補ってくれるアイテムだと思います。

もう手放すことはできませんw

装着は簡単ですし、特別に高価なものでもありませんので興味のある方は一度試してみてはいかがでしょうか。