
いつガットを張り替えたらよいか?テニスをしている方なら誰でも疑問に思っていると思います。
プロのように毎試合、もしくは毎日のようにガットを張り替えてプレーできればこんな悩みは無いのでしょうが、一般プレーヤーはそうはいきません。
私も過去にガットの張り替え時期についてネットで検索したことがあります。おそらくこのページにたどり着いたあなたも同じことを考えていたのかもしれません。
しかし、私はもうガットの張り替え時期について迷うことはありません。だいたい替え時が分かってきたからです。
ではそれはいつなのか?
このページでは私が考えるガットの替え時についてご紹介したいと思います。
あくまで私個人の考えです。参考程度にお付き合いください。
結論!正しいガットの張り替え時期など存在しない!
私はガット販売をしていませんのではっきりと言いますが、正しいガットの張り替え時期など存在しないと考えています。
「全く参考にならないっ!」そう思いましたか?でもこれが現実ではないでしょうか。
ボールを打つ感覚はそのラケットを使用しているその人にしか分かりません。
ですから、非常に打感に敏感な方は張り替え周期は短くなるでしょうし、切れるまで全く気にならない方は自然と張り替え周期は長くなる、ただそれだけのことだと考えています。
そんなにガットの張り替え時期を気にする必要はない!?
例えば、フレッシュな新品ガットを張ったラケットでプレーする一般プレーヤーと、6か月くらい経ったビロンビロンのガットを張ったラケットでプレーするプロが対戦したらどちらが勝つでしょうか?
おそらくビロンビロンのガットであったとしてもプロが圧勝するでしょう。
ガットの張り替え時期を気にする前にまずスイートスポットでボールをしっかり捉えられるようになれ!ということですねw
ですから、私は他人のガット張り替え時期など全く気になりませんし、興味もありません。なぜならその人の感覚次第だからです。
もしあなたの周りにやたらと張り替えを勧めてくる人がいるとしたら、ひょっとすると「何かを売りたい人」かもしれませんw
あなたの満足感で決めたらよいのでは?
フレッシュなガットに張り替えたところで多少本領が発揮できる程度で、それだけで各段に上達できるというわけではありません。
むしろ一般プレーヤーにとっては、ガットを張り替えることによって得られる満足感の方がプレーに良い影響を与えるのではないかと思います。
- 新しいガットを張って気分が上がる → 結果としてよいプレーができる
- 弾きがいい!うまくプレーできそうだ! → 結果としてよいプレーができる
馬鹿げているようであながち間違っていないのではないでしょうか。いかにメンタルがプレーに影響を与えるかは、この記事に興味を持ったあなたならご存知のはずです。
反対に、打っていて気持ち悪い、最近うまくプレーできない日が続いている、何だか気分が上がらないという時にガットを張り替えてみる、つまり替え時であるという判断をしてみるのもよいかもしれません。
私のガット張り替え判断基準
正しいガットの張り替え時期など存在しないというのは事実だと考えていますが、ちょっとそっけないので私の判断基準を参考までにご紹介したいと思います。
私の判断基準は、
- 打感がずっしり重くなったとき
- ノッチがひどくなってきたとき
- ガットが毛羽立ってきたとき
この3つが揃ったとき「そろそろかな~」と判断します。
打感がずっしり重くなったとき
私は普段ナイロンガットを張っていて、ナイロン特有の軽快な弾き感が好きなのですが、テンション維持率が高いナイロンといえども2か月を超えてくるとさすがに伸びてくるのだと思います。
いわゆる「食いつき」という感覚なのかもしれませんが、それが私にはあまりフィットせず気持ち悪さを感じますし、なにより腕がしんどいのであまり良いフィーリングでプレーできなくなります。
当然ミスが増えてきて気分が下がります。
私にとってこれが一番の判断基準といえます。
ノッチがひどくなってきたとき・ガットが毛羽立ってきたとき
これはプレーへの悪影響というよりも、見た感じ切れそうだという不安感です。
ノッチとはガット同士が重なったところにできる摩擦による溝のことなのですが、これも2か月を超えてくるとガットの半分くらいえぐられてきます。
同様に、ガットを構成する細い繊維がほつれて毛羽立ちも目立ってきます。(ポリには起きない)
何とも痛々しい様子を見ると、「もうすぐ切れそう」とか「そろそろ寿命かな~」とか考えてしまいますし、ミスしたらガットのせいにしたりしてなんだか気分も上がってきません。
私の場合、これらの現象が起こるのが大体2か月~3か月ですので、この周期で張り替えをしています。
テニスは気持ちよく打てるのが一番!
テニスの楽しみの一つは、スパーンと打った時の感触だと思います。
伸びきったガットでうまくプレーできず凹んでいてはテニスの楽しさを自ら消し去っているのも同然です。また、自身のプレーにイラ立って不機嫌にプレーしている人は、はっきり言って周りにとって厄介です。
ぜひ楽しくプレーできる周期で張り替えをしてみてはいかがでしょうか?
いつでも張り替えられるという余裕
これは完全に余談なのですが、一般プレーヤーにとってガットを張り替えるとは、
店に行く → ガットを買う → 張り替えを依頼する → 数日待つ → 再度店に行って受けとる
といったように結構面倒な作業です。私もかつて経験していたたのでよく分かります。
しかし私の場合ストリングマシンを購入してからは「いつでも張り替えられる」という心理が生まれ、何とも言えない余裕ができました。ひょっとしたら日ごろのプレーにも良い影響があるのではないかと思っています。
ガット張り替えに興味のある方は思い切ってストリングマシンを買ってみるのもおもしろいのではないでしょうか。
という余談でしたw