私は数あるストリングマシンの中からイグナス製の分銅式ストリングマシン”ChallengerⅡ”を選びました。
ストリングマシンは高価なものですから決して衝動買いしたわけではありませ。ストリングマシンには電動式、バネ式、分銅式とあるのですが、なぜ私が分銅式を選んだのかについてご説明したいと思います。
インターネットでストリングマシンを調べてみても全体像は何となくわかるものの、なかなか詳細まで分かりやすい情報はありません。
そこで、今回はChallengerⅡが一体どのようなものなのかをできるだけ分かりやすくご紹介したいと思います。
ストリングマシンの購入を考えている方はぜひ参考にしてただきたいです(^^♪
※すべての画像はクリックすると拡大できます。
ChallengerⅡの全体像
トップページにも載っていますが、こちらがChallengerⅡの全体像になります。
ざっくり大きさを測ると、幅80㎝、高さ62㎝、奥行き33㎝、重さ30㎏くらいあります。作業するには2m四方のスペースは確保したいです。
ストリングマシンの中枢 6点支持サスペンションマウントシステム
矢印のところにあるつまみを回すとラケットを6点でしっかりと固定することができます。
ガットを張るときは縦→横という順番で張っていくのですが、6点で固定することでラケットの変形(縦細り、横太り)を防ぐことができます。
実際にラケットを固定した画像をご覧ください。
しっかりとラケットを固定しているのをご理解いただけると思います。
赤矢印の黒いパーツ(ショルダーサポート)は青矢印の場所へ付け替えることができ、様々なタイプのラケットに対応できるようになっています。
また、180度回転するとバドミントンのラケットも固定できるような形状になっています。
重要パーツ 回転式クランプ
クランプはテンションをかけたガットをつかみ、テンションをキープし続けなければならない重要なパーツになります。
台座と固定するクランプベースとガットを固定する回転式クランプから成っています。
回転式クランプにあるダイアルを回すとクランプの幅を変えることができ、どの太さのガットもしっかりつかむことができるようになっています。
クランプベースの遊びがやや大きいかも!?
テンションをかけてクランプでガットつかんだ後テンションを開放するのですが、解放した瞬間にクランプが戻される感じが大きいと感じます。
ある程度の遊びは仕方ないですし、敢えてテンションを少し上げるなどすれば問題ないと思います。
これぞ分銅式 テンションロッド
分銅式はテンションロッドを倒してテコの原理でテンションをかける仕組みになっていて、この部分が分銅式の最も特徴的な部分です。
引っ張れば引っ張るほどしっかり掴む ストリングクリッパー
ストリングクリッパーはテンションをかけるためにガットをつかむためのパーツになります。
ラケット側から伸ばしたガットをストリングクリッパーに通し、テンションロッドを倒していくと自然にガット挟みこむ仕組みになっています。
このとき、テンションがかかる程締め付けが強くなります。
最後はこれ 分銅
分銅は穴があいていて、テンションロッドに通しネジで固定できるようになっています。
テンションロッドにはメモリがあって、お好みのテンションの数値にあわせて分銅を固定します。
ストリングクリッパーにスリングを通してテンションロッドを倒していくと、ストリングクリッパーがガットを挟むのであとは分銅の重さに任せて倒していき、テンションロッドが水平(青矢印が一致するところ)で停止すると適正なテンションがかかっているという判断になります。
このとき、ガットをストリングクリッパーに挟む位置を調節しながらテンションロッドが水平になるのを調整しなければならないため、これが一番苦労する作業となります。
(緩すぎるとテンションロッドが倒れすぎ、張りすぎるとテンションロッドが倒れない)
なお、分銅は2つに分離でき1つにすればバドミントンの適正テンションにすることができます。
まとめ
いかがでしたか?
とてもシンプルな構造であることがお分かりいただけたと思います。
テンションのかけ方は癖がありますが、慣れればサクサク進むようになります。むしろ一発でテンションロッドが水平になると気分が良いですw
ここまで詳細な画像をアップしている記事はなかなかないと思いますので、ぜひ参考にしてください。