なぜ分銅式ストリングマシンを選んだのか?その理由とは?

私は今年(令和元年)の7月にストリングマシンを買ったわけですが、もちろん高価なものですから衝動買いしたというわけではありません。

あらかじめインターネットで調べて値段や構造、先人たちの感想など参考にさせていただき、最終的にイグナス製のChallengerⅡという分銅式のストリングマシンを選びました。

ストリングマシンには、電動式、バネ式、分銅式とあるのですが、なぜ私が分銅式を選んだのかについてご説明したいと思います。

ストリングマシンを買おうかどうか迷っている方は参考にしてみてください。

理由その① やっぱりこれ!価格

ストリングマシンの価格はピンキリで、安いものだと3万円くらいのものから高いものだと架台付で100万円くらいするものもあるようです。(なぜか架台だけでも30万円くらいしている…)

価格は当然に 電動式 > バネ式 or 分銅式 となります。

私の場合、当初は自分のラケットを張り変えて無難にプレーできればよいと考えていましたし、ガット張りをしたこともなかったのでいきなり高価なストリングマシンは必要ありません。

必然的に高価な電動式は除外して、バネ式か分銅式の選択肢に絞れられました。

理由その② 構造のシンプルさ

ガットを張り替えるうえで重要なのは、ラケットをしっかり固定して一定の力で引っ張ることに他なりません。

それを達成できれる構造であれば問題ないわけで、この点でいうとバネ式も分銅式も大差なく非常にシンプルな作りになっているという印象でした。

また、メンテナンスが楽であるというメリットもあると思います。電動式は素人が分解するわけにはいきませんが、バネ式と分銅式は基本的に各パーツがネジで締め付けてあるだけですので、部品だけ調達して簡単に交換することができます。

構造のシンプルさで考えると、バネ式 or 分銅式 > 電動式 といえるでしょう。

理由その③ これが決め手!分銅の「不変性」

価格と構造のシンプルさでバネ式と分銅式に絞っていたのですが、どちらかに決めなければなりません。そこで決め手となったのは分銅の不変性です。

分銅は言い換えればただの重りなんですが、削ったり地球の重力が変動しないかぎりその重さは常に一定です。

分銅式のストリングマシンは重りでガットを引っ張りますから、そのテンションも一定を保つことができるという理屈です。

最終的に 分銅式 > バネ式 という結論になりました。(^^)

バネ式はテンションが不安定らしい!?

ネットでいろいろ見てみると、バネ式はテンションが不安定であるといった記事が散見されます。

たしかに、バネはいつか伸びてしまうというイメージがあります。おそらくストリングマシンには強力なバネが使用されていると思いますが、強い力で何百回、何千回と引っ張るとさすがに消耗してくるのかもしれません。

この点も分銅式に軍配が上がった要因となりました。

なぜ分銅式ストリングマシンのうちイグナス製のChallengerⅡを選んだのか?

分銅式に決めたものの、分銅式にも種類や価格の違いがあるわけで、どのメーカーのどの機種にするかを決めなければなりませんでした。

最終的にイグナス製のChallengerⅡを選んだのですが、その理由についてご紹介します。

理由その① とはいえそれなりにしっかりしたものが良い。

当初は、一番お値打ちな2点支持タイプにしようかと思いましたが、2点支持はラケットの上下2カ所だけ固定する形になりますので、ラケットの変形が心配されます。

そこで、少し価格が上がるのですが6カ所でラケットをしっかり固定できる6点支持のものにしようと考えました。

6点支持の分銅式ストリングマシンが一番充実していたのがイグナス製でした。

理由その② 在庫が残っていたw

問い合わせてみると、ChallengerⅡだけが在庫として残っているとのこと。

価格も許容範囲(送料込みで55,960円)でしたので購入を決意したという流れです。

分銅式の欠点

分銅式ストリングマシンを使ってみて唯一欠点だと思ったのは、適正なテンションをかけるための時間がかかるという点です。

分銅式はテコの原理でテンションをかけ、分銅の位置を変えることでテンションを増減できるようにできています。

詳しい説明は省きますが、テンションをかけるときテンションロッド(分銅が付いている棒)を倒していき水平になったとき適正なテンションがかかるという構造になっているのですが、この水平になるポイントを探すのに時間がかかってしまうのです。

しかし、これは経験を積めば次第に慣れてくるので、そこまで大きな欠点ではないと思っています。

イグナスの対応は親切か?

イグナスは海外メーカー(台湾製?)のようでその実態はインターネットで調べても詳しいことはよく分かりません。販売用のホームページがありますが、手作り感満載でちょっと怪しい雰囲気があります。

日本においては千葉県に日本法人のようなものがあるらしく、購入する場合は怪しい販売用ホームページからメールで問い合わせることになります。

私も半信半疑だったのですが、結論として対応は良かったです。

まず、しっかりと見積もりを提示してくれましたし、質問にも丁寧に答えてくれました。(やや日本語がおかしいところはありましたがw)

商品発送については迅速でなんと入金から2日後に届きました。しかも商品はほぼ組み立て済で、すぐに使用開始できる状態で届きました。

また、使用中に部品が折れてしまうというハプニングがあったのですが、無償で交換してくれました。(送るときの送料だけ自己負担)

ということで、私としてはイグナスの対応には大変満足しています。

イグナスのホームページはこちら。

まとめ

いかがでしょうか?

私は駆け出しのホームストリンガーということもあり、ストリングマシン選びのポイントとして価格やランニングコストを重視しました。

実際に使用してみてきちんとガットが張れているので、結果として間違っていなかったと思っています。

しかし、人によって価値観はそれぞれで、最初だからこそ良いものをという方もいらっしゃると思います。そのような方は電動式を選んでもよいかもしれません。

いろいろ調べてあなたにとって最高の1台を選んでみてください。