ショートラリーが続かない!?ショートラリーで強打してくる相手(強打マン)への対処方法

テニスをしている方は必ずと言っていいほどまずショートラリーから始めると思います。

私はこのショートラリーを非常に大切にしていて、ウォーミングアップという目的以外にもタイミングや打点の確認とか、下半身からスイングする感覚の確認をしているため、とても丁寧に打球をコントロールして山なりのスピンボールを相手の打ちやすいところへ返すように心がけています。

ショートラリーを汗ばむくらい続けると体も十分に温まりますし、その日のプレー全体に好影響を与えます。

ところが、たま~にいらっしゃるんです。私の意に反してやたらと対抗心を燃やし、ウィナーをとってやろうと言わんばかりに強打してくる方が・・・

この強打マン(勝手に名付けましたw)ですが、ぶっちゃけますと「やりづらいな~」と感じることがあります。
(これは私だけでしょうか?いや、同じ思いをしている方はいるはずw)

至近距離で強打されればラリーは当然荒れますのですぐに途切れます。また左右に振られればバランスを崩し手打ちになってミスが増えます。体も温まらず悪い感触を持ったままその日のプレーをすることになってしまい、気分も上がってきません。

しかし、部活というわけでもないですし、各々がいろんな価値観も持ってプレーしていますから「そーゆーのやめてください!」とも言えないわけです。

最近では、そこそこ上達していろんなボールに対処できるようになってきたため、強打マンに対しても涼しい顔で返球して自滅していただくことが多くなったのでそんなに苦に感じなくなったのですが、ひょっとしたら今この瞬間にも私がそうであったように強打マンに悩まされている方がいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、私が考えるショートラリーで強打してくる相手(強打マン)への対処方法をご紹介したいと思います。

なお、これは私の主観となりますので興味のある方だけお付き合いください(^^)

対処方法その1 強打マンに強打で応えるな!とにかく返球(コントロール)することだけ考えよう!

さて、人間は総じて攻撃されたら抵抗したいと考えるものだと思います。防衛本能がありますから当然かもしれません。

テニスも同じことで、強打されるとついつい強打で返したくなってしまいます。特に男性にこの傾向は強く出るのではないでしょうか。

しかし、テニスはミスしたら相手にポイントが入り、一定のポイントを取った者が勝つというゲームです。強打した人が勝つゲームではありません。まずは冷静にこの意識改革をしてみてください。

意識改革ができたら、次は強打マンに対して決して自分からミスしないと誓ってひたすら返球してみましょう。私の場合、完全にグリップをコンチネンタルにしてスライス(といっても当てて返すだけ)の練習だと思ってとにかく返球するようにしていました。

強打マンのボールは当然威力が強いですから球足が長くなり、サービスライン(ショートラリーでは立っているところ)あたりでバウンドすることが頻繁にあってラリーが途切れる原因になるわけですが、ハーフボレーの練習だと思って頑張ってください。

最初は難しいかもしれませんが次第に慣れていきますので安心してください。慣れてくると、ボールの威力を利用してバウンドのちょっと後ろにラケットをセットするだけでタターンと低くて鋭い返球ができるようになります。

強打マンはスイングが大きくなりますから打った後すぐ手元にボールが戻ってくることになって慌ててバランスを崩し自滅するでしょうw

もっと慣れてきたら少し角度をつけるともっと効果的ですよ(^^♪

対処方法その2 敢えて強打マンの打ちやすいところへ返してやれ!

自らミスらずに返球ができるようになってきたら敢えて強打マンの打ちやす~いところへ返球してやってください。

テニスプレーヤーなら誰でも知っていると思いますが、テニスでは強打をスイートスポットでとらえれば簡単に強いボールを返すことができます。実は強打を強打で返すことはそれほど難しいことではありません。

一方、強いボールを弱く返すことはずっと難しい技術になります。

強打マンに慣れてきたら強打することよりも難しい技術にチャレンジしていってください。つまり強打マンを自分の向上に役立てればよいのです。

何度も何度も強打マンの打ちやす~いところへ返球してください。すると強打マンはムキになって強打を繰り返し、そのうち自滅するでしょうw

対処方法その3 「ショートラリーでミスる人は大したことない!」と考えよう!

本当にテニスが上手い人はショートラリーでミスることはまずありません。それどころか一定のリズムで一定の打球を打ち続けます。一定のリズムだと再現性が高まってお互いのミスが減りラリーが長続きします。

仮にあなたがリズムを崩してしまったとしても同じリズムに戻してくれる人、それが本当にテニスが上手い人といえます。

ですから、ガツガツ打ち込んできてミスが多い強打マンは大したことないとないんだと考えればよいのです。そうすれば心に余裕をもって対処方法その①とその②を実行することができるでしょう。

たとえ強打マンに打ち崩されたとしても気にする必要はありません。一定のリズムでラリーを続けることの方が重要です。

あなたは本当にテニスが上手な人を目指してください。

まとめ

いかがでしたか?

私が考えるショートラリーで強打してくる相手(強打マン)への対処法は、

  1. とにかく返球しよう!
  2. 打ちやすいところへ返そう!
  3. 強打マンは大したことないと考えよう!

この3つです。

あなたは決して自分からミスせず、強打マンがミスするまで粘る。これはテニスというスポーツの基本戦術でもあります。

ショートラリーでミスが多い人はロングラリーでもミスが多く、反対にショートラリーが上手な人はロングラリーも安定しています。

あなたが目指すべきは後者です。強打に付き合う必要はありません。

ぜひ試してみてください(^^)